当院は西神ニュータウンの誕生とともに、地域医療のモデル病院、そして神戸西地域の急性期病院として開院しました。また地域の中核病院として24時間365日、1～2次救急の患者を受け入れ、手術、カテーテル治療、内視鏡治療などの必要な治療がいつでも受けられるように体制を整えています。「この病院で産まれ、この地域で育ったので、この病院で働いて地域に貢献したい」という職員の声もよく聞きます。

全世代の急性期医療を安心して任せていただくために、さまざまな体制や設備を整えています。周産期センターでは、通常の分娩からハイリスク分娩まで幅広いお産に対応しています。小児病棟は、小児専用病床であり、救急患者の受け入れを積極的に行っています。また、高齢者サポートチームでは、認知症の方が病棟デイケアなどを通して、環境に慣れ、急性期治療を滞りなく受けられるように早期から介入しています。

「あなたを支えます！ 心のこもったがん診療とケアで」をスローガンに、一人ひとりの声に耳を傾けて「その人らしく生きること」を支えるケアを大事にしています。患者さんの意向を尊重した意思決定支援が当院の強みです。多職種チームで専門性を発揮し、患者さんと家族が大事にしていることを守り抜くチーム力があります。退院時には、患者さん、ご家族と地域の多職種チームが顔を合わせて話し合う場を持ち、患者さんの意向を地域へつないでいます。