患者さんと共に目標へ進む喜び
救急車で運ばれてきた患者さんや手術後の患者さん、院内で急変した患者さんなど、状態が変化しやすい方の看護を担当しています。限られた時間の中で迅速かつ的確な判断が求められる場面も多く、日々の経験を通して観察力と判断力を磨いています。
就職して最初の3年間は9階病棟に勤務し、看護の基本を学びました。呼吸器疾患の患者さんが多い病棟だったため、呼吸管理や酸素療法などの知識・技術を重点的に身につけることができました。その後、より重症度の高い患者さんへの対応に自信をつけたいと考え、現在の4階病棟を希望しました。
神戸市民病院機構には、フィジカルアセスメント、認知症看護、感染看護、コーチングなど多彩な研修があり、成長の機会に恵まれています。病棟では教育チームの一員として、組織が求める人材像と個々の看護師の目標をうまく結びつけられるよう取り組んでいます。
看護師としてやりがいを感じるのは、患者さんと共に目標を立て、その目標に向かって歩み出す姿を見られた時です。関心を持って関わることで、その人の想いや自分との共通点が見えてきて、「何かしてあげたい」と自然に思える。そんな瞬間に、看護の本質があると感じています。
