がんとともに生きる人に寄り添う看護を
腎・泌尿器、循環器内科のコア病棟で勤務し、主にがん治療や緩和ケアを必要とする入院患者さんやご家族へのケアに携わっています。痛みなどの身体的症状への対応はもちろん、治療や療養に関する意思決定支援、心理的サポートも行っています。また、他病棟からがん患者さんの支援について相談を受け、必要に応じて患者さんと面談したり、スタッフからの相談に対応したりもしています。
入職6年目にコロナ専用病棟で勤務した際、看護とは何か、自分は何をする人かという根本的な問いに直面しました。がん領域で、深刻な意思決定を迫られながらも懸命に生きる患者さんと向き合うなかで、がんとともに生きるということを理解し、その人やご家族に寄り添える看護をしたいと思い、7年目に進学を決意しました。
勤務と勉強の両立は容易ではなく、時間の確保や集中力の維持に苦労しましたが、病院の理解とサポートを受けながら乗り越えました。機構の制度により、試験合格後は2年間の休職中も一定の給与と住居手当が支給され、安心して学ぶことができました。
がんになってもその人らしく生きられるよう支えるために、共に学び、支援の輪を広げていきましょう。
