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先輩看護師の声

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西神戸医療センター

がん患者さんに正確な知識のもと治療薬を提供するために

外来化学療法センターで、がん患者さんへの抗がん薬治療の副作用マネージメントや、スタッフからの相談に対応しています。新薬が安全に投与されるよう、病棟看護師や医師、薬剤師と事前に検討したり、投与当日には病棟で確認したりすることも。また、医師や薬剤師、医事課等多職種が参加する化学療法委員会に出席。資格を取得したことで、他職種、他部門の方と話し合う機会が非常に増えました。今後は院内全体の勉強会を開催したいと思います。

新卒で当院に入職して以来、多くのがん患者さんに関わってきました。近年のがん治療薬の開発進歩は目覚ましいですが、その反面、さまざまな副作用を持つ薬剤が登場。医療者にもより複雑な知識が求められるようになりました。そんながん治療を看護師の立場で支えたい、と資格取得を考え始めたのが2021年のことです。

資格取得に向けた研修生時代の学習は困難を極めました。長年、がん患者や抗がん薬治療に携わってきた私でしたが、自分の知識がいかに経験による感覚的なものだったかを痛感。しかしそんななか、当時の副看護部長、そして認定看護師の先輩からの「待っているから!」という励ましの言葉が当時の私の心にとても響きました。

看護師を長く続けていくためには、自分が興味のある分野を見つけることが大切。興味が強みに変わり、仕事に対するモチベーションにつながっていきます。ぜひ、自分の好きな分野を見つけてみてください。

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