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先輩看護師の声

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西神戸医療センター

患者さん一人ひとりが「その人らしく生きる」ことを支える

がん総合診療部は「あなたを支えます!心のこもったがん診療とケアで」をスローガンに、一人ひとりの患者さんの声に耳を傾けて出会いの瞬間から最期の時まで「その人らしく生きること」を支えるケアを大事にしています。当院は2015年に地域がん診療連携拠点病院に指定。続いて2021年に「緩和ケアセンター」を設置しました。

私は専門看護師として医師・薬剤師・管理栄養士・臨床心理士・ソーシャルワーカー・理学療法士といった専門職者たちと連携してお互いの専門性を発揮しながら、患者さんの意向を尊重した意思決定を支えています。また、地域の医療・福祉従事者とも連携を図り、「患者さんご本人が大事にしていること」を守り抜けるようケアにあたっています。

入職以来、がん患者さんが困難に直面したとき共に考え続けられる看護師でありたいと考えており、入職8年目に大学院で学ぶことを決意。病院からは院内研修の実施や師長・先輩方から助言をいただくなど、全力でサポートしていただきました。大学院では自ら課題を見つけ、模索する学びに苦労しましたが、自らの経験やキャリアを振り返る貴重な期間だったと思います。

患者さんと対話を重ね、その思いを医療チームや地域とつなぎながら支えていく経験は、何ものにも変えがたいものです。そんなプロセスで困難に直面することもありますが、資格取得のために頑張った経験が、今も私の前進の原動力になっていると思います。

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