常に現場とともに考えながら、実現可能な感染対策を
入職9年目で部署の感染対策係に選ばれ、手指衛生の啓発活動を行っていくなかで、手指衛生の効果と重要さを痛感しました。入職11年目に資格取得を決意。先輩の感染管理認定看護師が職種を横断して院内の感染対策を先導している姿を見たことが大きなきっかけです。
研修期間中は認定担当の副部長さんと研修生活に関するメールのやりとりをしていただき、具体的なアドバイスや励ましの言葉をいただきました。たまに研修中に当院に戻ると、看護部の同僚や他部署の方々から温かい応援の言葉をいただき、「自分には帰る場所がある」と安心できたことで、研修を乗り切ることができたと思います。
2023年に資格取得、2024年6月より感染防止対策室に配属されました。病棟ラウンドをしながら、マニュアルを参考に現場のスタッフに質問し、当院の現状を理解できるように努めています。ときにマニュアルにはない、現場で生じた感染対策の相談を受けることも。感染管理は必ずしもガイドラインなどの指針通りにはいかないもので、施設ごとに実践可能かどうかが異なります。現場の状況を把握して、患者さんの不利益となるような問題の有無を見極めながら、実践可能な感染対策を現場と一緒に考えていくことを心掛けています。
自分の興味のある分野を追求していくのも、看護師のひとつの生き方。興味ある分野ならやりがいを持って働けると思うので、楽しく働くためにも、面白いと思えることを見つけてください!