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【ブログを更新しました!】映像医学の教育プログラムのリアル

中央市民病院

映像医学の教育プログラムのリアル

   

これから病院で働こうとしている看護学生の皆さんは、「忙しそうな現場で働けるだろうか」「一人前の看護師になれるのだろうか」と不安に思う方が多いのではないでしょうか。

私たちの病院では「臨床実践に強いナース」を育てるために、技術・知識・人間力を鍛える3年間の基礎教育プログラムを用意しています。

今回は、映像医学部門2年目看護師の方々のリアルな声を通して、基礎教育プログラムを受け、日々成長している様子をご紹介します。

   
参考:https://kobe-kango.jp/education/
 

映像医学部門2年目の先輩インタビュー

 

映像医学部門が担当するエリアは、内視鏡センター、IVRセンター、CT・MRI、放射線治療、核医学、PET研究です。

2年目は主に、内視鏡センターとIVRセンターで最前線の治療・検査部門の定期検査を担当しています。内視鏡センターでは胃カメラや大腸検査を、IVRセンターでは心筋梗塞や狭心症へのカテーテル検査や治療、脳梗塞への血行再建術や脳出血の塞栓術などを行っています。

2年目とはいえ、時間差で数多くの検査をこなす姿は一人前です。

今回は、1年間の院内教育を経て、大きく成長した2年目の方々のリアルな声をご紹介します。

インタビュアー(以下 イ):

皆さん、映像医学(放射線科)を希望していたのですか。

                                       2年目:

いいえ、元々そんな部署があることもよく分かっていませんでした。

就職が決まって、どの部署で働きたいか大まかな希望を書いて提出するのですが、確か「小児」とか「手術室」とかありました。その中に「検査」と書いてあったと思うのですが、私のイメージでは採血室のようなイメージでした。配属されて初めて知ったんです。こんなに一気にたくさんの検査に関わって、幅広く看護を学べるとは思いませんでした。

 

イ:

本当にまっさらな、何も知らないところからスタートだったんですね!それでも、今では立派にいろいろな検査をこなしていますよね。集合研修でスキルトレーニングや基礎研修があり、その後も1年を通して集合研修や部署での教育プログラムに沿って勉強会で知識や技術を身につけていったのでしょうか。

                                       2年目:

就職したての1か月弱は集合研修※1ばかりで、それから各部署に配属されました。  部署の勉強会は1〜2か月に1度あり、その勉強会と別に決まったテーマについて勉強したものを先輩に提出したりしました。集合研修は病棟の看護に向けたものが多く、部署の現場で学んだことが大きいです。

現在2年目は9名いますが、2つのグループに分かれて内視鏡センターとIVRセンターを入れ替え制で経験しました。配属されたときは1年目で達成してほしい検査のリストを渡されて、そのリスト毎に項目があって、その多さに絶望しました(笑)。

ひとつ自立できたら、また次の検査で…。だけど、少しずつチェックリストが消えていったら、だんだん楽になって…最後の方は「あと、これだけでいいんだ」って思えるようになりました。

 

イ:

治療や検査の専門的な知識・技術が必要な部署で、2年目になって自分が成長したな、と感じることはありますか。

                                      2年目:

心電図の異常が分かるようになりました。教科書に載っているのはこれか、と分かったり、これは報告しないといけない!とか。

(2年目がみんなうなずく)

あと、心臓の冠動脈や脳の血管が教科書の図の通りじゃないっていうのが分かりました。人によって蛇行していたり、長かったり…細くなった血管を広げる瞬間が見えて、不思議だなって。ここならではの経験かもしれません。

イ:

きっと1年目の初めの頃はそこまで見る余裕はなかったのではないでしょうか。

                                     2年目:

内視鏡のリカバリー(内視鏡検査後、帰宅までの経過観察するセクション)では、初めのころは患者さんに質問されても何も答えられませんでしたが、今はきちんと説明できるようになったと思います。患者さんを観察し、良くない症状ではないかと判断して相談できるようにもなりました。

 

師長より

 

紹介した映像医学部門は、検査・治療の時間に限定された関わりとなるため、短時間で信頼関係を築かなければなりません。さらに、最先端の検査や治療を行っていて、看護師は綿密な多職種連携や緊急性の高い人へのケアを担う重要な役割を果たしています。

「こんな部署があるなんて知らなかった!」と話していた彼女、彼らも今では1日の中でもいろいろな検査を担当し、目まぐるしい現場をこなす頼もしい2年目になりました。

 

まとめ

 

今回、看護師としての経験ゼロ→イチを達成して立派に成長した2年目のインタビューを紹介させていただきました。

現場で働く看護師の誰もが最初の一歩があり、同じような不安を抱えていました。これから看護の現場デビューをする皆さんの不安を軽減し、分かち合う「教育プログラム」を用意しています。また、1年目だけでなく2〜3年目までの新人教育も継続しており、充実したサポート体制となっています。

   
※1: 1年目集合研修の様子がわかるブログはこちら
▶︎https://kobe-kango.jp/topics/13083/
▶︎https://kobe-kango.jp/topics/8927/
今回紹介した映像医学部門のIVRセンターを紹介したブログもぜひチェックしてみてください
▶︎https://kobe-kango.jp/topics/13382/
 

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