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先輩看護師の声

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西市民病院

海外での学びによって、自信に繋がり前進できた

●短期海外派遣制度 利用(2009年9月12日〜9月20日 9日間/ニューヨーク・ワシントン)

2004年にホスピスケア認定看護師(現在の緩和ケア認定看護師)の資格を取得しました。

資格取得当時は、まだ日本の医療の中での緩和ケアは発展途上にあり、海外に比べて思想も技術も遅れていました。
ホスピスという言葉を理解してもらえず、院内ですら説明を必要としていたので、海外のホスピスの発展には関心を持っていました。
そんな中、学会や研修で同じ思いをもつ仲間ができ、アメリカでの視察研修があると誘っていただきました。終末期医療の改善やホスピス運動の発展などに尽くした上智大学のアルフォンス・デーケン先生が、その研修を企画し、同行してくださるということで、ぜひ参加したいと思いました。
そして、参加することを病院に伝えたところ、海外留学・派遣制度を勧めていただき、海外留学制度を利用することになりました。

国によって文化の違いはあっても、ホスピスマインドは変わらない、私が大切にしたいケアは、どこにでも通用するケアだと、研修を通して再認識できました。
アメリカでさえ、発展するまでに多くの時間を要し、未だ問題が山積みとの話を全米ホスピスケア協会会長から聞き、時間はかかっても諦めずに活動しようと思えました。
また、海外の学会参加やベトナムダナンの研修企画にも積極的に取り組み、有意義な時間を過ごすことができました。

職場から一歩外に出てみると、日頃の迷いが自信になったり、前進する力を与えてくれます。
世界に目を向け、専門性を高めるため、思い切って留学制度を利用してほしいです。

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