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先輩看護師の声

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西市民病院

認定看護師として活動後、専門看護師の資格も

緩和ケア認定看護師および、在宅看護専門看護師の資格を取得しています。

ホスピスケア認定看護師(現在の緩和ケア認定看護師)の資格を取得した2004年当時、未だ日本の医療界で緩和ケアは発展途上の状態。院内ですらホスピスという言葉に関して説明が必要だったため、海外のホスピスの発展には関心を持っていました。そんななか、学会や研修でできた仲間からアメリカでの視察研修があると誘われ、海外留学制度を利用することに。ホスピスはアメリカでさえ発展するまでに多くの時間を要したそうで、日本では課題が山積みでした。そこで私は、じっくり発展に貢献しようと決意。それ以来、海外の学会参加やベトナムダナンの研修企画などにも、積極的に参加するようにしています。

一方、在宅看護専門看護師は、2012年に認定された比較的新しい資格。私はそれまで緩和ケア認定看護師としてがん患者さんを中心としたチーム活動やコンサルテーションを担当してきましたが、当時は在宅看護に関するカリキュラムがなく、退院調整を手探りで進めていました。しかし大変ながらも在宅看護に面白さを感じていました。

少子高齢化が進む昨今、「地域包括ケアシステム」を構築していくために、在宅看護の需要が高まっています。資格取得後は、療養者とその家族がその人らしく生活できるよう地域の医療・介護担当者と連携して活動しています。また、地域の訪問看護師や介護関係者との市内交流会や研修会を企画し、地域全体のケアの質向上を目指しています。

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