集中治療室の看護師は重症の患者さんを看るため、しっかりと状態観察をして、それに応じた看護を展開する必要があります。新人はプレッシャーを感じるかもしれませんが、プリセプターが中心となって病棟全体でサポートするので心配はありません。技術面ではできていないことを指摘するだけでなく、できるようになったことや、成長した点を伝えるようにこころがけています。自分自身の経験を振り返っても、先輩から褒められると嬉しくて、「もっと頑張ろう！」という気持ちになりましたから。そういう視点は大事にしています。

メンタル面のサポートもプリセプターの大きな役割です。プリセプティは最初、緊張で表情がかたく、不安そうだったので、こちらから声かけをして少しずつ距離を縮めていきました。今では笑顔が増え、積極的に動けるようになりました。彼女の看護に対する熱意に、私も刺激を受けています。

入職して間もない頃は、緊張で先輩とどのように関わってよいのかわからない状態でしたが、プリセプターさんが気さくに話しかけてくださったおかげで、今は気軽に話せるようになりました。日々の看護に関しても、気を引き締めながらものびのび働けています。
プリセプター制度の良い点は、先輩が近くで見守ってくださり、新人の状況を把握したうえでサポートしていただけるところだと感じます。毎日その日の目標を立てて、振り返りでできたことと、できなかったことをピックアップして、どうすれば改善できるのかを一緒に考えるんです。勤務する日が合わない場合も、病棟の先輩方と情報共有していただけるので安心です。今もプリセプターさんや先輩方の看護を間近で見て、技術だけでなく、患者さんやご家族との関わり方など、多くのことを学んでいます。