脳卒中再発予防の指導を実施。子育てとのバランスを取る努力も。
脳卒中センターでは慢性疾患看護専門看護師の資格を活かし、入院中から退院後の生活を見据えた再発予防指導を行っています。こうした指導は私たち看護師、医師・薬剤師・栄養士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士など多職種で行うものです。院内での活動に加え、患者さんやご家族が集う「脳卒中サロン」への出席や地域向け健康・医療セミナーでの講演などで、市民の皆さんへの啓発活動に努めています。
入職以来、当脳卒中センターに勤務。ここで重度意識障害状態にある患者さんをたくさん看てきたことから、よりよい看護ができるようになりたいと思い入職5年目に資格取得を決意しました。すでに専門看護師の資格を取得している先輩たちが、CNSとしての働き甲斐を教えてくれたり、勉強のアドバイスをしてくれたりしたので、なんとか2年間の大学院通いを乗り切れたと思います。
資格を取得した2020年に結婚。2021年に娘が生まれ、1か月の育休を取得しました。育休について上司に相談したときは、「1か月で足りるの?」という反応。短い期間でしたが、子どもとずっと一緒に過ごせる時間を持てたことはとても良い経験でした。当院では男性看護師の育休取得率は高く、これからはさらに高くなる予定です。仕事、日々の勉学、修練、子育てなどすべてを一度にこなすことは大変ですが、家族や職場の協力を得ることが大切だと思います。後輩たちにも「無理をせずできる範囲のことをやろう」と伝えています。